東川町社会福祉協議会

Dさんチョコ

　Dさんはたまに東川社協に遊びに来てくれる。Dさんは新型コロナウィルスの感染拡大しないために、マスクを買いに行ってみたが、売っていないという。3月のおわり、Dさんが東川社協に来訪された。「ガーゼがあるから誰か縫ってくれる人いないか？」とのこと。「縫ってくれる人探してみますね」と伝えた。Dさんは社協のヘルパーも利用してくれている。4月のはじめ、ヘルパーさんがDさんから預かったとDさんのガーゼを届けてくれた。Dさんはきっとすぐに欲しいと思っていると私は感じ、「マスクひとつなら（作るのは）私でもいいかな？」と、私はその週末久々にミシンを出した。私はきちっとした性格ではない。型紙をとりガーゼを切るのもよれ、切りずらく、ガタガタだった。でも何とか一つ作り、次の週にヘルパーさんに持って行ってもらった。そしてヘルパーさんがDさんの手紙とともにまたガーゼを持ってきた。手紙には「あとマスク2まい、おねがいします。」と書いてあった。Dさんは「急がないが、マスクを2枚欲しい」らしい。「今度は誰か探そう」私はそう思っていた。何日か後に私の机にはチョコレートがのっていた。最初なんだかわからず、しばらく私の机の横に置いてあったが、お腹が減るたびにそのチョコレートが目に付く。「このチョコレートは何でしょう？」上司に聞くと、「Dさんからみたいだよ」と。「あと2枚マスクを頼む（急がないが・・・。）」とヘルパーさんがDさんから預かったものらしい。Dさんの気持ちを考え、今週末私はまたミシンを出す。
　Dさんは自分の困りごとを社協に伝えてくれることができますが、なかなか「マスクを作ってほしい」と相談できない方もいらっしゃるのではないかと・・・。
そこで、東川町ボランティアセンターではマスクに使えそうな未使用の生地や、未使用のマスクの寄付を募集しています。ボランティアでマスクを作り、高齢者施設などに寄付する予定です。もし、皆さんに余裕があり、未使用の生地や未使用のマスク寄付してくださる方がいらっしゃったら、東川ボランティアセンターまでご連絡ください。皆さんのお気持ちお待ちしています。
　社会福祉法人東川町社会福祉協議会　
電話　０１６６－８２－７５０５　（担当：伊藤・遠藤）

資料 ：生地募集.pdf

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