東川町社会福祉協議会

ひとあじちがう料理店ホールスタッフ　エピソード1

　ひとあじちがう料理店、ひとあじちがう洗車場は、要介護認定を受けた方とキッズサポーターが活躍しています。
　今回はひとあじちがう料理店で働いてくれているホールスタッフAさんとAさんの旦那さんのエピソードをお伝えしたいと思います。
　Aさんは介護保険サービスを使うまで、イライラして旦那さんにあたったり、旦那さんがお金を使い込んだと思い攻めて、夜中もイライラして何回もタバコを吸って眠れない日々が続いていたそうです。旦那さんも夜眠れなくストレスで限界だから、「助けてくれ」と東川社協に相談に来てくれました。Aさんは介護保険サービスを使い、ディサービスに週に4～5回行っています。元看護師さんで世話好き、子どもが大好きな彼女は、ひとあじちがう料理店にも参加してくれています。彼女が笑顔で働く姿を旦那さんが見て、「あんな笑顔で働くんだな。俺分かった気がする。（なにかイライラする事等あっても）見て見ぬふりするわ。」と。その後二人がラブラブなのは言うまでもありません。
　私は時々、ひとあじちがう料理店の事をお話させていただく機会があります。東川町民さんにも話す機会があり、その時に、Aさんの旦那さんも見に来てくれました。ひとあじちがう料理店の動画を流した時、Aさんの旦那さんは自慢げに「あそこに映っているの俺のつれ」と話しているのを目にしました。Aさんの旦那さんが、Aさんを受容されている事、それを話せること。すごいことだと思いました。私が「すごい」なんて言える立場にないんですが、言葉が見当たらず。ただただ「尊敬」という言葉しか私には、見当たりません。　そしてこの出来事は、ひとあじちがう料理店を行う「意味」を実感させてくれるエピソードでした。
　またひとあじちがう料理店が開催できるようになったら、きっとまたAさんも活躍してくれる事でしょう。その時を私たちは待っています。

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