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福祉のひとに聞く【学生に聞く】

清水 志穂

進学率の高い高校に通っており周囲の環境から、ごく自然に大学進学を目指す。社会福祉学科のある大学を受験し、合格した中から「校風の良さ」や「地元から近い」という理由で現在の大学に進学。

知るほどに、福祉はごく普通の仕事になった

高校時代、進学を考えた際に「栄養」、「心理」、「医療」などといったキーワードが浮かびました。結果として広い意味での「福祉」の中に自分のやりたいことがあった、というイメージでしょうか。最終的には、大学の校風や立地を含めた理由で現在の大学に進学を決めました。さらに、この大学では社会福祉士などの資格が取れることもあり、自分が大学4年間で何を学んだかを証明できる、という思いもありました。
かつては「福祉は情熱がなければやっていけない」と考えていました。でも、大学で学ぶうちに、倫理観などは最低限必要だけど、理想と情熱だけでは成り立たない、という現実を知りました。福祉の現場やそれを志す人たちは、誰もが福祉の精神にあふれていて、温かくて優しい人ばかりで―。そんなことを思っていたなんて、今から思えば福祉を美化し、特別視していたのだと思います。現実の世界では何をするにも経済性を無視できないし、パッション(情熱)だけでは生きていけません。その意味では、福祉もほかの仕事も何ら変わりのない普通の仕事なのかなと感じるようになりました。最初はそのギャップに多少ショックは受けましたが、それに気づいたことでかえって気楽に福祉の仕事を捉えられるようになりました。
もう一つ、大学で学ぶうちに気付いたことは、自分の中にある「偏見」でした。家族に聴覚障害のある兄がいたこともあり、自分には偏見がなく、誰とでも接することができると思い込んでいました。でも、実際には人に「何かお困りですか?」と声をかけることに躊躇してしまうこともあるし、知らない人・見慣れない人が近づいてきたら身を引いてしまう自分がいる。そんな自分に気づかず、「私は大丈夫」と根拠のない自信を持っていたんです。これを直そうと思ってもなかなかすぐにはできず、難しい。まずは、自覚し、受け入れようと思っています。いろんなことを「そういうもの」と柔軟に受け入れていく。それはある意味、福祉に必要なのかも知れません。

将来は地元に戻り、包括的な地域福祉に貢献したい

メディアの影響もあり、「福祉=介護」といった極端なイメージを持ってしまいがちですが、福祉には多種多様な仕事があり、とても奥深いと思っています。大学で学ぶ中でも、法律、倫理、生物、政治、経済など、あらゆる分野とリンクし、世界のすべてに関わっていると感じます。
今は、就職活動中で色々と迷ったり、揺らいだりしていますが、大学で学んだこと、実習を通じて感じたことを活かすためにも、卒業後は福祉の仕事に就きたいと考えています。人の役に立つ仕事はいろいろとあると思いますが、自分の存在価値をリアルタイムかつダイレクトに実感できるのは、福祉の仕事の素晴らしいところだと思います。
人に必要とされ、「あなたとならできる」という言葉をかけてもらえるのは、何よりうれしいことですから。
ただ、何でも手を差し伸べて感謝の言葉をもらえばいいのか、というと、それも違う気がします。人はそれぞれ自分だけの考え方や距離感を持っているし、私が「よかれ」と思ってやったことも、本当は余計なお世話だったかもしれない。本当の福祉とは何なのか、まだ自分の中で模索中です。
希望は、地域福祉に包括的に携われる仕事です。兄の学校へ行ったり、実習で高齢者施設に行ったり、ボランティアで子育て支援をしたりしているうちに、それぞれに素敵な一面があって、一つに絞れなくなっちゃたのかもしれません。
将来は長野県の地元に帰って、地域福祉に貢献したいと思っています。人と人とのつながりを思うと、自分の地元がかけがえのないものに思えますから。ただ、福祉サービスの質や量を考えると、首都圏には優れた点がいっぱいあると感じるので、しばらくはここで修行を積み、その知識と経験を持って地元に戻れたら、と思っています。

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