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福祉のひとに聞く【働くひとに聞く】

保育士 子どもが抱えている問題に向き合い、成長する姿を見守る

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PROFILE

丸茂 加奈子 保育士 社会福祉士

私の仕事

子どもたちと生活を共にし、心と体の成長をサポートする

児童養護施設は、経済状況や虐待など、様々な事情から親元での養育が困難となった子どもたちが生活している場所です。私が働いている施設には、4〜17歳の子どもたちが約25人暮らしています。私の仕事は、親と離れて暮らす子どもたちと生活を共にして彼らを養育するとともに、子どもたちが大人との愛着関係を再構築していけるよう支援することです。
子どもたちとの関係を築くためにも、職員は施設に住み込み、子どもたちと共同生活を送ることが原則となっています。子どもたちが朝起きる時、そして夜眠る時に一緒にいることは、とても大切なことです。とはいえ私のプライベートな時間が少なく、当初は戸惑いました。また、子どもたちが日常的に発する「キモい」「ウザイ」といった言葉に、いちいちショックを受けていました。
彼らにしてみれば、周囲の真似をして口にしている部分もあるのかもしれませんが、背景には新参者への反発、大人への反発、社会への反発、あるいはそれ以外の他者に対するやるせない気持ちがあったのかもしれません。慣れるまでには、時間がかかりましたが、「まず3年間は頑張ってみよう」という思いと、何でも相談できる先輩や同僚たちのおかげで今まで働くことができました。同僚や先輩からの何気ないアドバイスが自分の大きな支えになっています。

忘れられないエピソード

子どもの心や行動の小さな変化に大きな喜びを感じる

仕事を始めて3年目に幼児担当から学童担当になり、現在は小学校2年生から高校2年生までの4人の女の子を担当しています。最初の頃は、とりわけ、高校2年生という難しい時期の子どもの担当なんて「やっていけるのかな」という不安がありました。特別に気難しい子ではありませんが、積極的に話をするタイプでもなく、どう接していいのかわからないままに時間が過ぎていました。
そんな中、彼女が在籍する高校の三者懇談会に出席することになりました。親としては若過ぎる自分が学校行事に行くことを、彼女はどう思うのだろう?そんな不安を感じながらも、とにかく約束の時間に学校へ向かいました。すると、先に学校へ行っていた彼女が、私がいる駐車場へ向かって歩いてきたのです。「まさか、私を迎えにきてくれたの?」と自分の戸惑いを隠すようにちょっと冗談半分で言ってみたのです。すると彼女は、少し照れながら「だって、わからないでしょう」と答えてくれたんです。私を気遣って迎えに来てくれたこと、そして、それを素直に口にしてくれたこと。私が、このときどれほど感動したかお分かりでしょうか?本当に心の底から嬉しかった。今でもそのシーンが強く印象に残っています。
私たちが関わったことの「成果」は、すぐに目に見えるものではありませんが、だからこそ、小さな変化に大きな喜びを感じることができるのです。 この間まで宿題をやらずに泣いていじけていた子が、泣きながらでも自分で宿題をやろうとしている。そんな小さな変化に子どもの成長を感じ、自分も頑張っていこうと思うことができます。それは、子どもの成長を見守る親が日々感じている喜びと同質のものかもしれません。子どもたちが抱えている問題に向き合い、じっと成長を見守る。子どもの話を聞き、一緒に考える。そこにプロ意識をもって向かっています。ここに暮らす子どもたちに、自分は試され、鍛えられてきました。この濃い経験で得たもの。それが何気ない一言にも感動できたのだと思います。

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