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基本データ このページでは、福祉業界の動向や仕事についてデータとともにご紹介します。

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  • 福祉の仕事が今、注目される理由
  • 労働市場の規模・成長度とは?
  • 福祉の仕事と資格・進路
  • 福祉の仕事の待遇
 
福祉の仕事が今、注目される理由
「介護保険制度」のスタートに伴い、人材ニーズが急速に高まる
介護サービス受給者の推移(1ヶ月平均)

厚生省労働省「介護保険事業状況報告」より作成)

これまで福祉というと、ごく一部の特別な方を対象としていて、多くの人が自分には関係ない話だと思っているのではないでしょうか。しかし、生まれる子どもの数が少なくなることで起こる少子化や、人口全体に占める高齢者の割合が増える高齢化、家族規模が小さくなることなどの家族構造の変化、不景気による失業者数の増加といった労働環境の変化など、社会環境は目まぐるしく変化しています。
福祉は、以前に比べ多くの人にとってより身近なものとなっています。また、時代や環境の変化によって、その対象範囲も変化してきました。近年、高齢者が増えているために介護サービスの需要が拡大していることもあり、これまで以上に福祉人材の養成・質の向上の取り組みが全国レベルで進められています。これからも社会福祉が担う役割や、対象範囲はますます大きくなることが予想されており、より多くの専門職が必要になっていくことが予想できます。
労働市場の規模・成長度とは?
地域に不可欠なサービスとして役割が広がる
「老後の最大の不安要因である介護の問題を社会全体で支えていく」という介護保険制度にもとづき、福祉業界は高齢者に介護サービスを提供しています。また、高齢者のみならず、心身に障害のある方や、子どもたちの健やかな成長、家庭や経済的な問題から生活が困難な人をサポートしていくのも福祉の仕事のひとつです。このように福祉サービスは地域の人々が豊かな生活を送っていくために不可欠なものとして、その役割は、今後一層広がっていくことでしょう。
ここでは、労働市場の規模を示すデータとして福祉・介護関係の従事者数を示しました。2006年時点で従事者は、約224万人程度と推定されています。特徴は、近年できるだけ住み慣れた地域社会のなかで暮らし続けられることが大切という考えから、通所利用や訪問その他のサービス(在宅サービスといわれます)の拡充が目指されており、この分野の従事者が拡大している点です。
福祉・介護の仕事の従事者数(2006年現在)約224万人 (中央福祉人材センター調べ)
分野 従事者数
高齢者分野 約127.8万人 入所利用施設
58.9万人
  • ・介護老人福祉施設 24.1万人
  • ・介護老人保健施設 17.6万人
  • ・介護療養型施設 9.1万人
  • ・その他入所利用型施設 8.1万人
通所・訪問による在宅サービス
68.9万人
  • ・訪問介護 17.7万人
  • ・通所介護 17.7万人
  • ・短期入所 9.8万人
  • ・その他 23.7万人
障害者分野 約19.9万人
障害者関係施設(入所・通所)
12.9万人
  • ・身体障害者関係施設 3.7万人
  • ・知的障害者関係施設 8.4万人
  • ・精神障害者関係施設 0.8万人
訪問型
7.0万人
  • ・介護福祉士、訪問介護員(ホームヘルパー)
児童分野 約50.2万人 児童福祉施設 (入所・通所)
50.2万人
  • ・保育所 42.7万人
  • ・児童養護施設 1.4万人
  • ・障害児関係施設 3.5万人
  • ・その他 2.6万人
その他分野 約25.9万人 社会福祉施設(入所・通所) 7.1万人
保護施設、母子福祉施設、婦人保護施設、その他
その他の社会福祉サービス実施機関 18.8万人
行政(福祉事務所、児童相談所など)、社会福祉協議会

(引用調査)

 平成18年度 介護サービス施設・事業所調査(厚生労働省)
平成18年度 社会福祉施設等調査報告(厚生労働省)
平成16年度 福祉事業所現況調査(厚生労働省)
平成19年度 社会福祉協議会基本調査(全国社会福祉協議会)

福祉の仕事と資格・進路
仕事の種類によって目指す資格・進路が異なる
福祉の仕事は、利用者に直接サービスを提供する対人サービスと、その他(行政機関、社会福祉協議会の仕事など)に大きく分かれます。仕事や職場によって必要となる資格や条件は異なりますが、最近ではどの仕事においても医療・介護技術の進歩を受け、求められる知識や技能が高度化しています。また、就職後、資格を保有していることでキャリアアップに有利に働くこともあります。そのため、お子さま(生徒)の進学にあたっては、取得資格を見据えた上で該当する専門学校や大学・短期大学を選択し、専門性を高めておくと良いでしょう。
【詳しくはこちら】
福祉の仕事と資格
  仕事内容 資格 赤字は必ず必要な資格、青字は職場によっては必要な資格
対人サービス 介護 高齢者、障害のある方への介護
  • ・介護福祉士
  • ・介護職員基礎研修修了
  • ・訪問介護員
    (ホームヘルパー)
  • ・ガイドヘルパー
保育 子どもの保育 ・保育士
相談・援助・
調整
さまざまな分野での相談援助業務(生活相談員・生活支援員) ・社会福祉士
・社会福祉主事任用資格
介護保険サービスのケアプラン策定 ・介護支援専門員
(ケアマネジャー)
精神障害者関係の相談援助 ・精神保健福祉士
児童福祉施設での相談や生活支援 ・児童指導員任用資格
心の悩みに関する相談、診断、治療 ・臨床心理士
保健・医療 さまざまな分野での看護 ・看護師
・准看護師

・保健師
リハビリテーション 高齢者や障害児・者のリハビリテーション ・理学療法士
・作業療法士
・言語聴覚士
・視能訓練士
・義肢装具士
栄養・調理 さまざまな分野での栄養管理・調理 ・栄養士
・管理栄養士

・調理師
運営・管理 さまざまな分野での運営・管理 ・社会福祉主事任用資格
その他 行政の相談所の職員 福祉事務所、児童相談所、婦人相談所、身体障害者更生相談所、知的障害者更生相談所 ・社会福祉主事任用資格
・査察指導員任用資格
・児童福祉司任用資格
・身体障害者福祉司任用資格
・知的障害者福祉司任用資格
・老人福祉指導主事任用資格
市区町村社会福祉協議会の職員 福祉のあるまちづくり推進 ・社会福祉士
・社会福祉主事任用資格

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福祉の仕事の待遇
情報収集を行い、希望にあった職場を見極めることが必要
福祉の仕事は、24時間365日続いている人の生活をサポートする仕事です。そのため、休日や夜間・早朝勤務のある職場・職種もあります(図1参照)。夜間などその時間帯にしか経験できない業務もありますから、就職にあたっては仕事内容やお子さま(生徒)の興味ややる気を第一に考えていただきたいと思います。 給与についても、入職後の昇給率では一般の大企業より低くなるかもしれませんが、初任給で比べてみると、他業界との差はほとんどありません(図2参照)。長く働いていくためには、関係資格を取得したり、組織のリーダーを目指すなどキャリアアップを図っていく必要があるでしょう。 いずれにしても勤務条件や待遇は、施設などを運営する法人によってさまざまです。就職にあたってはしっかり情報収集を行い、お子さま(生徒)の希望にあった職場を見つけてください。
【図1】サービスの提供形態と勤務形態
サービスの提供形態 勤務形態
対人サービスの職場 入所利用型(※) 24時間、365日のサービス。日勤主体で宿直がある場合と、夜勤も含めた変則勤務の場合がある。
通所利用型 主として日勤だが、時間帯によって早朝・夜間シフトがある場合もある。
訪問型 訪問介護事業所のホームヘルパー(訪問介護員)が典型。必要な時間に利用者の家庭を訪問する。早朝・夜間のスポット勤務もある。
行政の相談所、社会福祉協議会 日勤が中心となる。

※入所利用型施設でも変則勤務ではない職種(栄養・調理や事務系職種)もあります。

福祉のお仕事より)
【図2】産業別にみた初任給
 
産業 大卒 高専・短大卒 高卒 大卒 高専・短大卒 高卒
産業計 201.3 171.6 160.0 194.6 168.6 154.3
建設業 201.7 176.8 165.0 192.4 170.4 149.1
製造業 200.5 175.6 159.7 196.3 167.7 153.2
情報通信業 206.8 182.2 169.8 202.6 179.2 154.4
運輸業 190.5 167.3 158.5 176.2 165.9 153.8
卸売・小売業 202.0 168.1 158.7 201.4 168.4 158.4
金融・保険業 196.1 169.3 143.7 185.4 157.7 144.9
飲食店、宿泊業 193.4 164.2 161.6 188.2 163.9 153.8
医療、福祉 192.7 167.4 150.1 194.4 170.7 148.1
教育、学習支援業 213.5 173.6 158.5 197.3 170.6 149.0
サービス業
(他に分類されないもの)
206.1 173.7 161.2 196.8 162.0 159.1

※産業計には、上掲の産業のほか、鉱業、電気・ガス・熱供給・水道業、不動産業及び複合サービス事業を含む

厚生労働省 平成20年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況より)

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